頭頸部がんにおけるイグゼンプラの投与方法
頭頸部がんにおける非タキサン系チュブリン重合促進剤イグゼンプラ®の効果はタキサン系薬剤による治療履歴、投与方法によって異なることが2月21日付けのAnnals of Oncology誌オンライン速報版に発表された。
この扁平上皮頭頸部がんに対するイグゼンプラ®の3週ごと投与と、毎週投与を比較した第II相試験では、タキサン系薬剤の治療を受けていない群に対する毎週投与が最も成績がよく、タキサン系薬剤の治療を受けたことたがある群に対してはこれ以上、イグゼンプラ®の有用性を検討するに値しないと結論づけられた。
対象
転移性または再発性扁平上皮頭頸部がん 85例
比較
1) イグゼンプラ®3週ごと投与
1サイクル21日として、イグゼンプラ®6mg/m2を1-5日目に連日投与
2) イグゼンプラ®毎週投与
1サイクル28日として、イグゼンプラ®20mg/m2を毎週投与
試験デザイン
無作為化比較試験、第II相試験
結果
l 全生存期間(中央値)
Ø イグゼンプラ3週ごと投与
Ü タキサン系製剤の治療を受けたことがない群:5.6ヵ月
Ü タキサン系製剤の治療を受けたことがある群:6.5ヵ月
Ø イグゼンプラ毎週投与
Ü タキサン系製剤の治療を受けたことがない群:7.8ヵ月
Ü タキサン系製剤の治療を受けたことがある群:6.5ヵ月
l 奏効率
Ø イグゼンプラ3週ごと投与
Ü タキサン系製剤の治療を受けたことがある群:1例
Ø イグゼンプラ毎週投与
Ü タキサン系製剤の治療を受けたことがない群:14%(5/35)
Ü タキサン系製剤の治療を受けたことがある群:0例
l Grade3/4の毒性
Ø 疲労感、好中球減少
Annals of Oncology Advance Access published online on February 21, 2008
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

