乳がんの術前補助化学療法でTACがダメなら早々にナベルビン+ゼローダに切り替えた方が良い
乳がんの術前補助化学療法としてTACを2サイクル実施して効果が得られなかった場合、そのままTACを継続するよりナベルビン®+ゼローダ®に切り替える方が奏効率の有意な改善が期待できることが4月8日付けのJournal of National Cancer Institute誌オンライン速報版にて発表された。
対象
TACレジメン2サイクルが無効であった乳がん(ネオアジュバント) 622例
GeparTrio試験に参加した2,090名のうち、TACレジメン2サイクルを実施し、反応しなかった例(29.8%)
比較
1) NX 4サイクル (n=301)
2) TAC 4サイクル (n=321)
NXレジメン
l ナベルビン®25mg/m2
l ゼローダ®2,000mg/m2
TAC(3週間1サイクル)
l タキソテール® 75mg/m2
l アドリアシン® 50mg/m2
l エンドキサン® 500mg/m2
試験デザイン
無作為化比較試験、第III相試験
試験名:GeparTrio Study
一次評価項目:超音波検査による奏効率
結果
l 超音波検査による奏効率
Ø NX:51.2% vs TAC:50.5%(95%信頼区間:-7.1%-8.5%)、p=0.008
l 乳房温存術施行率
Ø NX:59.8% vs TAC:57.3%
l 病理学的完全奏効率
Ø NX:6.0% vs TAC:5.3%
l TACレジメンで多かった有害事象
Ø 血液毒性、口腔粘膜炎、感染症、爪変形
l NXレジメンで多かった有害事象
Ø 手足症候群、感覚神経障害
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