再発・難治性多発性骨髄腫に対して、サリドマイドの類似構造体であるレブリミド®(一般名:レナリドマイド)とデカドロン®(一般名:デキサメタゾン)の併用投与によって、デカドロン®単独投与に比べて無増悪期間が有意に延長できたことがNew England Journal of Medicine誌11月22日号に2報発表された。
対象
これまで1種類以上の治療を受けたことがある多発性骨髄腫 351 例
比較
1) レブリミド® 25mg+デカドロン® 40mg
2) プラセボ+デカドロン® 40mg
レブリミド®(またはプラセボ)の投与
28 日サイクルの 1~21 日目に投与
デカドロン®の投与
最初の4サイクルは経口デカドロン® 40 mg を 1~4 日目、9~12 日目、17~20日目に投与し、4 サイクル終了後は 1~4 日目にのみ投与した。
試験デザイン
無作為化比較試験
第III相試験
結果
l 無増悪期間
Ø レブリミド®群:11.3ヵ月 vs プラセボ群:4.7ヵ月(p<0.001)
l 奏効率(完全寛解または部分寛解)
Ø レブリミド®群:60.2% vs プラセボ群:24.0%(p<0.001)
l 完全寛解率
Ø レブリミド®群:15.9% vs プラセボ群:3.4%(p<0.001)
Ø 全生存期間:ハザード比 0.66、p=0.03
l レブリミド®群で10%以上に発現したグレード 3 または 4 の有害事象
Ø 好中球減少:レブリミド®群:29.5% vs プラセボ群:2.3%
Ø 血小板減少:レブリミド®群:11.4% vs プラセボ群:5.7%
Ø 静脈血栓塞栓症:レブリミド®群:11.4% vs プラセボ群:4.6%
N Engl J Med.2007;357:2123-2132
対象
これまで1種類以上の治療を受けたことがある多発性骨髄腫 353 例
比較
3) レブリミド® 25mg+デカドロン® 40mg
4) プラセボ+デカドロン® 40mg
レブリミド®(またはプラセボ)の投与
28 日サイクルの 1~21 日目に投与
デカドロン®の投与
最初の4サイクルは経口デカドロン® 40 mg を 1~4 日目、9~12 日目、17~20日目に投与し、4 サイクル終了後は 1~4 日目にのみ投与した。
試験デザイン
無作為化比較試験
第III相試験
結果
l 無増悪期間
Ø レブリミド®群:11.1ヵ月 vs プラセボ群:4.7ヵ月(p<0.001)
l 奏効率(完全寛解、ほぼ完全寛解または部分寛解)
Ø レブリミド®群:61.0% vs プラセボ群:19.9(p<0.001)
l 完全寛解率
Ø レブリミド®群:14.1% vs プラセボ群:0.6(p<0.001)
l 全生存期間
Ø レブリミド®群:29.6ヵ月 vs プラセボ群:20.2ヵ月(p<0.001)
l グレード 3 または 4 の有害事象
Ø レブリミド®群:85.3% vs プラセボ群:73.1%
l 有害事象による中止率
Ø レブリミド®群:19.8% vs プラセボ群:10.2%
l 好中球減少:レブリミド®群:41.2% vs プラセボ群:4.6%(p<0.001)
l 静脈血栓塞栓症:レブリミド®群:14.7% vs プラセボ群:3.4%(p<0.001)
N Engl J Med.2007;357:2133-2142