新しい乳がんのネオアジュバント療法:ペルツズマブ+ハーセプチン+タキソテール
HER2陽性局所進行性乳がんの術前補助療法がまた一歩進化した。12月7日、Lancet
Oncology誌に発表されたNeoSphere試験の結果によると、ペルツズマブ+ハーセプチン®+タキソテール®における病理学的完全寛解率を45.8%であり、従来のハーセプチン®+タキソテール®の29.9%をはるかに上回っていた。また、ペルツズマブ+ハーセプチン®という化学療法を用いないレジメンは、病理学的完全寛解率は16.8%と決して高くないものの、重度の有害事象の発生率は低く、新たな治療の可能性を見出した。
■対象
-
HER2陽性局所進行性乳がん 417例
■比較
- ハーセプチン® +タキソテール® (n=107)
- ペルツズマブ+ハーセプチン®+タキソテール® (n=107)
- ペルツズマブ+ハーセプチン® (n=107)
- ペルツズマブ+タキソテール® (n=96)
■試験デザイン
- オープンラベル無作為化比較試験、第II相試験
- [主要評価項目] 病理学的完全寛解率(pCR)
- [試験名] NeoSphere
■結果
- 病理学的完全寛解率
-
ハーセプチン® +タキソテール®:45.8%
- ペルツズマブ+ハーセプチン®+タキソテール®:29.0%
- ペルツズマブ+ハーセプチン®:16.8%
- ペルツズマブ+タキソテール®:24.0%
-
- 安全性
- グレード3以上の好中球減少 (61/107, 48/107, 1/108、52/94)
- グレード3以上の発熱性好中球減少症 (8/107, 9/107, 0/107,7/94)
- グレード3以上の白血球減少 (13/107, 5/107, 0/107, 7/94)
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