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2011年10月 6日 (木)

ハーセプチンを乳がん術後補助療法に加えることで無病生存率が改善(もちろんHER2陽性例)

HER2 陽性乳がんではハーセプチンによる術後補助療法を 1 年間追加することにより、無病生存率と全生存率は有意に改善することが10月6日付けのNEJM誌に発表された。
 
■対象
 
 HER2 陽性早期乳がん 3,222例
 
■比較
  1. AC→T:3 週ごとにドキソルビシンとシクロホスファミドを投与後タキソテール
  2. AC→T+ハーセプチン:AC-T に 52 週のハーセプチンを追加
  3. TCH:タキソテールとカルボプラチンに 52 週のハーセプチンを追加
■試験デザイン
  • 無作為化比較試験
  • 試験名:BCIRG-006
  • [主要評価項目] 無病生存率
■結果
  • 5 年無病生存率
    1. AC→T:75%
    2. AC→T+ハーセプチン:84%
    3. TCH:81%
  • 全生存率
    1. AC→T:87%
    2. AC→T+ハーセプチン:92%
    3. TCH:91%
  • 5 年無病生存率、全生存率においてAC→T+ハーセプチンおよびTCHは、AC→Tより有意に優れていた
  • 5 年無病生存率、全生存率においてAC→T+ハーセプチンとTCHの間に有意な差はなかった
  • うっ血性心不全と心機能低下の発現率
    • AC→T+ハーセプチンが TCHより有意に高かった(P<0.001)
  • 急性白血病: 8 例報告
    • アントラサイクリン系薬を用いた群 7 例
    • TCH 群 1 例(この 1 例では試験外でのアントラサイクリン投与後に発症)
 
 
 
 
 
 

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