ハーセプチンを乳がん術後補助療法に加えることで無病生存率が改善(もちろんHER2陽性例)
HER2 陽性乳がんではハーセプチンによる術後補助療法を 1
年間追加することにより、無病生存率と全生存率は有意に改善することが10月6日付けのNEJM誌に発表された。
■対象
HER2 陽性早期乳がん 3,222例
■比較
- AC→T:3 週ごとにドキソルビシンとシクロホスファミドを投与後タキソテール
- AC→T+ハーセプチン:AC-T に 52 週のハーセプチンを追加
- TCH:タキソテールとカルボプラチンに 52 週のハーセプチンを追加
■試験デザイン
- 無作為化比較試験
- 試験名:BCIRG-006
- [主要評価項目] 無病生存率
■結果
- 5 年無病生存率
- AC→T:75%
- AC→T+ハーセプチン:84%
- TCH:81%
- 全生存率
- AC→T:87%
- AC→T+ハーセプチン:92%
- TCH:91%
- 5 年無病生存率、全生存率においてAC→T+ハーセプチンおよびTCHは、AC→Tより有意に優れていた
- 5 年無病生存率、全生存率においてAC→T+ハーセプチンとTCHの間に有意な差はなかった
- うっ血性心不全と心機能低下の発現率
- AC→T+ハーセプチンが TCHより有意に高かった(P<0.001)
- 急性白血病: 8 例報告
- アントラサイクリン系薬を用いた群 7 例
- TCH 群 1 例(この 1 例では試験外でのアントラサイクリン投与後に発症)
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