腎細胞がんにおいてネクサバールによる治療が可能に
4月18日、「ネクサバール®錠200mg」(一般名:ソラフェニブ トシル酸塩)が切除不能または転移性腎細胞癌の治療薬として薬価収載されたことが厚生労働省より発表された。
バイエル薬品は同日、ネクサバール®錠を発売することを発表している。なお、ネクサバール®錠200mgの薬価は5,426.2円となった。
申請は、2006年6月29日にを行われているので、約1年10ヵ月後の発売となる。なお、承認は2008年1月25日(→詳しくはこちら)。
効能効果は『根治切除不能又は転移性の腎細胞癌』であるが、「サイトカイン製剤による治療歴のない患者」および「術後補助療法」としての有用性は確立していないことを明記しており、処方が現在のところ限定されている。
これまで、根治切除不能・転移性腎細胞がんの治療はサイトカイン療法が中心であったが、予後は良好ではなかった。サイトカイン療法の治療歴のある腎細胞がん患者にネクサバール®を投与した場合と、しない場合では生存期間に3.4ヵ月の差が生じたことが発表されている。
ネクサバール®のほか、同日、スーテント®が承認され、トリセル®、アバスチン®などの分子標的治療薬も現在、治験が進行中であり、まさに今回の分子標的治療薬ネクサバール®の登場が腎細胞がん治療のパラダイムシフトとなるであろう(→詳しくはこちら)。
通常、成人にはソラフェニブとして1 回400mgを1 日2 回経口投与することになる。薬価はネクサバール®錠200mgが5,426.2円。1回に2錠、1日4錠服用することになるから、1日薬価は21,848.8円、1ヵ月薬価は655,464円となる。
ネクサバール®に関して発売元のバイエル薬品は、医療関係者向けの製品総合情報サイトが開設している。
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