« 乳がんの術前補助化学療法でTACがダメなら早々にナベルビン+ゼローダに切り替えた方が良い | トップページ | 転移性大腸がんの標準レジメンにアバスチンを加えることで無増悪生存期間が延長 »

2008年4月21日 (月)

腎細胞がんにおいてネクサバールによる治療が可能に

418日、「ネクサバール®200mg」(一般名:ソラフェニブ トシル酸塩)が切除不能または転移性腎細胞癌の治療薬として薬価収載されたことが厚生労働省より発表された。

 

バイエル薬品は同日、ネクサバール®錠を発売することを発表している。なお、ネクサバール®200mgの薬価は5,426.2円となった。

 

申請は、2006629日にを行われているので、約110ヵ月後の発売となる。なお、承認は2008125日(→)。

 

効能効果は『根治切除不能又は転移性の腎細胞癌』であるが、「サイトカイン製剤による治療歴のない患者」および「術後補助療法」としての有用性は確立していないことを明記しており、処方が現在のところ限定されている。

 

これまで、根治切除不能・転移性腎細胞がんの治療はサイトカイン療法が中心であったが、予後は良好ではなかった。サイトカイン療法の治療歴のある腎細胞がん患者にネクサバール®を投与した場合と、しない場合では生存期間に3.4ヵ月の差が生じたことが発表されている。

 

ネクサバール®のほか、同日、スーテント®が承認され、トリセル®、アバスチン®などの分子標的治療薬も現在、治験が進行中であり、まさに今回の分子標的治療薬ネクサバール®の登場が腎細胞がん治療のパラダイムシフトとなるであろう(→)。

 

通常、成人にはソラフェニブとして1 400mg1 2 回経口投与することになる。薬価はネクサバール®200mg5,426.2円。1回に2錠、14錠服用することになるから、1日薬価は21,848.8円、1ヵ月薬価は655,464円となる。

 

ネクサバール®に関して発売元のバイエル薬品は、医療関係者向けの製品総合情報サイトが開設している。

 

 

|

« 乳がんの術前補助化学療法でTACがダメなら早々にナベルビン+ゼローダに切り替えた方が良い | トップページ | 転移性大腸がんの標準レジメンにアバスチンを加えることで無増悪生存期間が延長 »

09.腎がん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/445627/20434205

この記事へのトラックバック一覧です: 腎細胞がんにおいてネクサバールによる治療が可能に:

» エルメス [エルメス]
サイト作りの参考サイトを回ってます。また読ませてもらいます。 [続きを読む]

受信: 2008年4月23日 (水) 16時18分

« 乳がんの術前補助化学療法でTACがダメなら早々にナベルビン+ゼローダに切り替えた方が良い | トップページ | 転移性大腸がんの標準レジメンにアバスチンを加えることで無増悪生存期間が延長 »