悪性胸膜中皮腫の2nd line治療としてのアリムタ
アスベストとの関連で論じられることが多い悪性胸膜中皮腫であるが、日本においては2007年1月にその治療薬としてアリムタ® が承認された。さて、Journal of Clinical Oncology誌4月1日号にはアリムタ® の進行性悪性胸膜中皮腫に対する2nd line治療としての有用性が発表された。それによると、奏効率を改善し、イベント発現までの期間を延長したが、生存期間の有意な延長は認められなかった。
対象
化学療法を施行したことがある進行性悪性胸膜中皮腫 243例
(2nd line)
比較
1) アリムタ® 500mg/m2+best supportive care(BSC)
2) BSC
試験デザイン
無作為化比較試験、第III相試験
結果
l 全生存期間
Ø アリムタ®+BSC:8.4ヵ月 vs BSC:9.7ヵ月(p=0.74)
l 奏効率(PD)
Ø アリムタ®+BSC:18.7% vs BSC:1.7%(p<0.001)
l 病勢コントロール率(PD+SD)
Ø アリムタ®+BSC:59.3% vs BSC:19.2%(p<0.001)
J Clin Oncol 2008;26:1698-1704
