15.その他泌尿器がん

2008年2月 5日 (火)

非セミノーマ胚細胞腫:CISCA/VBレジメンはBEPレジメンを超えられず

転移性非セミノーマ胚細胞腫に対して4サイクルのBEPレジメンが標準的だが、新たなレジメンCISCA/VBレジメンが無イベント生存率でBEPレジメンを上回ることができるか試みられた。

しかし、CISCA/VBレジメンはBEPレジメンより毒性が強く、生存率においてもBEPレジメンを超える結果は得られなかった。現在のところ、標準治療であるBEPレジメンを選択する方が良いと言える。

この結果は、Journal of Clinical Oncology120日号に掲載された。この結果は2001年のASCOにて発表されたもの。

対象

中等度~高リスクの転移性非セミノーマ胚細胞腫 185

比較

1)      BEPレジメン4サイクル

Ø  ブレオ®30mg (1日目、8日目、15日目)+ベプシド®100mg/m2(15日目)+ブリプラチン®20mg/m2 (15日目)

2)      CISCAレジメン4サイクル→VBレジメン6サイクル

Ø  CISCAレジメン:エンドキサン®400mg/m2 (12日目)+アドリアシン®35mg/m2 (12日目)+ブリプラチン®100mg/m2 (3日目)

Ø  VBレジメン:エクザール®2.5mg/m2 (15日目)+ブレオ®25mg/m2 (15日目)

試験デザイン

無作為化比較試験

結果

l  奏効率

Ø  BEP65% vs CISCA/VB56%

l  5年無イベント生存率

Ø  BEP47% vs CISCA/VB37%

Ø  ハザード比:0.7695%信頼区間:0.52-1.11p=0.15

l  5年生存率

Ø  BEP69% vs CISCA/VB59%

Ø  ハザード比:0.7395%信頼区間:0.46-1.18p=0.24

l  CISCA/VBレジメンで血液毒性、粘膜毒性が有意に多かった

J Clin Oncol 2008;26:421-427