非セミノーマ胚細胞腫:CISCA/VBレジメンはBEPレジメンを超えられず
転移性非セミノーマ胚細胞腫に対して4サイクルのBEPレジメンが標準的だが、新たなレジメンCISCA/VBレジメンが無イベント生存率でBEPレジメンを上回ることができるか試みられた。
しかし、CISCA/VBレジメンはBEPレジメンより毒性が強く、生存率においてもBEPレジメンを超える結果は得られなかった。現在のところ、標準治療であるBEPレジメンを選択する方が良いと言える。
この結果は、Journal of Clinical Oncology誌1月20日号に掲載された。この結果は2001年のASCOにて発表されたもの。
対象
中等度~高リスクの転移性非セミノーマ胚細胞腫 185例
比較
1) BEPレジメン4サイクル
Ø ブレオ®30mg (1日目、8日目、15日目)+ベプシド®100mg/m2(1~5日目)+ブリプラチン®20mg/m2 (1~5日目)
2) CISCAレジメン4サイクル→VBレジメン6サイクル
Ø CISCAレジメン:エンドキサン®400mg/m2 (1~2日目)+アドリアシン®35mg/m2 (1~2日目)+ブリプラチン®100mg/m2 (3日目)
Ø VBレジメン:エクザール®2.5mg/m2 (1~5日目)+ブレオ®25mg/m2 (1~5日目)
試験デザイン
無作為化比較試験
結果
l 奏効率
Ø BEP:65% vs CISCA/VB:56%
l 5年無イベント生存率
Ø BEP:47% vs CISCA/VB:37%
Ø ハザード比:0.76、95%信頼区間:0.52-1.11、p=0.15
l 5年生存率
Ø BEP:69% vs CISCA/VB:59%
Ø ハザード比:0.73、95%信頼区間:0.46-1.18、p=0.24
l CISCA/VBレジメンで血液毒性、粘膜毒性が有意に多かった
